データフォックス、データ分析技術で台頭 〜 大手金融機関や投資家が注目
- 2015年7月24日
- ハイテク情報
ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)の元アナリストであるバスティアーン・ジャンマート氏が共同設立した新興企業のデータフォックス(DataFox)は、大規模データ(big data)から洞察や予想を導く技術を開発し、銀行や技術系企業から注目されている。
データフォックスのサービスは、大規模データを解析し、企業による第三者への投資機会判断を支援するとういうもの。
フォーブス誌によると、データフォックスの技術は、アナリストらがクランチベース(CrunchBase)やキャピタルIQ(Capital IQ)を使って調べたり、グーグル(Google)で記事を検索したりして入手していた従来のデータ収集と分析を自動化し、ボックス(Box)やルッカー(Looker)、ネットアップ(NetApp)といった顧客にデータを送り、顧客企業によるデータ源集中を支援する。
作業の大半はデータフォックス独自のソフトウェアによってすでに自動化されているが、同社は現在、ソフトウェアの機能改善に取り組んでいる。
データフォックスは、従業員数を現在の15人から2016年には倍増し、2年以内に60人に増やす計画。そのため、ゴールドマン・サックスと、ビザ(Visa)の元会長であるジョー・サンダース氏が率いるグリーン・ヴァイザー・キャピタル(Green Visor Capital)が主導したシリーズAの資金調達ラウンドで500万ドルを調達した。
同社はそのほか、グーグル・ベンチャーズ(Google Ventures)やスタンフォード大学、セールスフォース(Salesforce.com)からも投資を受けている。
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