オヘア空港で貨物輸送が混乱〜西海岸ストの影響続く

 シカゴのオヘア国際空港で、貨物輸送が非常に混雑している。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、混雑の理由の1つは、年初に西海岸で起きた港湾労働者によるストライキの影響。企業の多くがが家電製品や自動車などの輸送を船便から空輸に切り替えたため、国内有数の貨物ハブ空港であるオヘアの取扱量が急増している。ストは2月末に収束したが、空輸の便利さを好む企業も少なくないため、空港では今も貨物取扱量が減っていない。

 航空貨物の取扱量が国内6位のオヘアでは上半期、載貨トン数が前年同期比20%増を記録した。ただし市航空当局によると、6月の伸び率は7.1%とここ最近では鈍化傾向にある。

 オヘアの問題は、景気の上昇を背景に国内各拠点に共通する航空貨物量の増加を反映している。運輸省によると1〜4月期の空輸量は全米で5.6%増、太平洋地域では約17%の大幅増となった。空港別では、15年に入ってロサンゼルスとアトランタ、ダラス-フォートワースで航空貨物が大幅に増加している。

 シカゴの場合、空港周辺の道路工事や保管施設の不足、空港作業員の契約更改の遅れなども問題を助長している。

 シカゴの運送取扱業者(フォワーダー)と地上作業サービス業者、トラック運送業者、航空会社は5月、初の会合を開いて問題を協議し、作業部会を結成して解決に取り組んでいる。

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