元サブウェイの顔、有罪答弁へ〜児童買春・ポルノ禁止法違反で

 サンドウィッチ・チェーン大手サブウェイで広告塔を務めたものの、児童買春・ポルノ処罰法違反で起訴されたジャレッド・フォーグル被告は19日、連邦裁判所に対して有罪を認める意向を伝えた。

 ニューヨーク・タイムズによると、フォーグル被告は児童買春の目的で州境を越えたり、子供のわいせつ画像をパソコンで受信・送信した罪で起訴され、自宅でGPS監視による保護観察下にあった。

 弁護士によると罪状認否の日取りは決まっていないが、被告は司法取引の一部として今も未成年の8人を含む被害者14人に各10万ドルの賠償金を支払う。このほか5〜12年の禁固刑も科される見通し。

 15年前、サブウェイのサンドウィッチを食べ続ける独自の「サブウェイ減量法」によって1年間で200ポンドの減量に成功し、一躍有名になったフォーグル被告は、「サブウェイ・ガイ(Subway Guy)」としてCMやサブウェイ主催のイベントに引っ張りだこになった。

 しかし、被告が設立した児童に健全な食習慣を奨励する非営利団体「ジャレッド財団」の幹部が5月、児童ポルノ違反で逮捕された事件捜査の過程で被告の関与が疑われた。当局は被告が2011年以降、児童ポルノに手を染めたと見ている。被告は当時、幹部が14歳の少女を性行為に利用していたことを知りながら当局に通報しなかった。

 7月に当局がインディアナ州の被告の自宅を家宅捜索したのを機に、サブウェイは被告との関係を一時停止し、自社のウェブサイトや店舗から写真を削除している。

 フォーグル被告の妻は失望を表明し、離婚手続きに入っていることを明らかにした。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る