自動運転車の試験一番乗り〜フォード、ミシガン疑似都市で
- 2015年11月20日
- 自動車関連
フォードはこのほど、ミシガン州の新しい自動運転車専用の共同テストコースで、同社の中型セダン「フュージョン」の自動運転仕様車を使った実験を始めた。同コースでテストを行う自動車メーカーは初めてという。
USAトゥデイによると、Mシティ(Mcity)と呼ばれるテストコースは、同州アナーバーのミシガン大学構内にある32エーカーの疑似都市。ミシガン大学と州運輸局との共同プロジェクトで、自動運転車が遭遇するあらゆる出来事を再現できるよう、店舗の外観、信号、歩道などが現実そっくりにしてある。
独自の自動運転車を開発するIT企業のグーグルは2008年以降、カリフォルニア州やテキサス州で自動運転車の公道実験や試験コースでの実験を行っているが、Mシティには「過酷な冬」という温暖な州では実験できない自然条件がある。
06年以降、フォードの自動運転車開発位協力してきたミシガン大学ライアン・ユースティス教授(工学)は、Mシティは車の誤作動で一般市民に影響が出ないように「われわれが試験中の技術に対して最大限の妨害を行う」と話している。
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