ケーブル・テレビ・サービスおよびインターネット接続サービス大手のコムキャスト(Comcast)は、独自の無線通信サービスを2017年中盤に開始する計画だ。
フォーブス誌によると、同計画は、米無線通信サービス業界の「ビッグ・フォー」(ベライゾン・ワイヤレス、AT&T、Tモバイル、スプリント)に対する挑戦であり、同業界の勢力地図を書き換える可能性もある。
コムキャストのブライアン・ロバーツ最高経営責任者(CEO)によると、同社の携帯電話サービスはベライゾンの既存無線通信基幹設備(おもに電波帯域)と、コムキャストが持つ1500万のワイファイ・ホットスポットを組み合わせて使うことで、全米規模の無線通信を可能にする。
コムキャストがベライゾンの設備を使う契約内容は非公表。米国では、健全な競争を推進かつ維持するために、自前の通信網を持つキャリヤー(通信サービス会社)は、それを持たない新規参入組に通信網を低価格で貸し出すことが義務付けられている。
コムキャストは、加入者流出が進むケーブル・サービスに携帯電話サービスを同梱することで、顧客の維持と市場開拓を図りたい考え。
【http://www.forbes.com/sites/shelbycarpenter/2016/09/20/comcast-own-wireless-service-verizon-2017/#5e9417245dfd】(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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