サントリーホールディングスの子会社で蒸留酒大手ビームサントリー(イリノイ州)は17日、主力バーボン「ジムビーム」などを生産するケンタッキー州の2工場で従業員がストライキ入りしたことを明らかにした。解決策を探る間の在庫は十分にあり、非常時の生産態勢を取ることで商品の流通には支障がないと説明している。
シカゴ・トリビューンによると、ストはケンタッキー州のクラーモントとボストンの2工場で14日に始まった。人員不足と週60〜80時間になることもある超過労働時間の改善を求め、200人を超える従業員がストに参加しているという。
16日夜にビームと労働者側の代表者が会合を開き、争点を整理するなど「建設的な集まり」(ビーム側)を持ったが、解決には至らなかったもよう。同社は17日、「連邦仲裁機関の支援を受け、再び早期に(労使)会合を開きたい」(広報)と話した。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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