トランプ就任で銃販売が激減〜規制強化の懸念なくなり

 大統領選でトランプ氏が勝利して以来、国内の銃器販売が激減している。
 
 CNNマネーによると、オバマ前政権時代は銃規制の強化を警戒する愛好家が購入を急ぎ、ヒラリー・クリントン氏が後継となれば状況はさらに厳しくなるとの見通しから選挙までは販売が大幅に増加していたが、銃規制には反対で全米ライフル協会(NRA)の支援も受けるトランプ氏の大統領就任でこうした懸念がなくなった。
 
 上場する銃器大手スターム・ルガーとアメリカン・アウトドア・ブランド(旧スミス&ウェッソン)の株価は、2016年11月8日の投票日以来20%以上低下している。連邦捜査局(FBI)が行う銃購入者の身元調査件数は、12月に前年同月比16%減少した後、17年1月は20%落ち込んだ。
 
 身元調査の件数と銃の販売数が正確に一致する訳ではないが、かなり近い全米指標になる。
 
 同業カラシニコフUSAのブライアン・スキナーCEOによると、16年は全米がクリントン候補の大統領選勝利を予想し、銃器業界もそのつもりで事業計画を立てていた。このためメーカーには大量の注文が舞い込んだが、投票日翌日にはトランプ氏の勝利が確実になり、販売業者からの発注取り消しが相次いだという。
 
 アルコール・たばこ・火器および爆発物取締局(ATF)によると、銃器の生産数はオバマ政権で2倍以上に増加し、16年にFBIが行なった身元調査件数は2700万件超と過去最多だった。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

注目の記事

  1. 2016-10-5

    スコット・イーストウッド 親の七光りをしたたかに使って チャンスを掴む

     スコット・イーストウッドの存在を初めて知ったのは、2013年の映画「Texas Chain...
  2. 2017-3-1

    第46回 黙って読む教科書

     数カ月の間に二人の親しい知人をあの世に見送った。庭に生息する小さな虫さえ動かなくなるのを見...
  3. 2016-11-3

    第19回 「足を使う町」

    自転車愛な町に ちょい乗りシステム 車に頼りすぎるアメリカでは珍しく、ポートランドは公共交通...
  4. 2016-11-3

    国外退去の対象となる犯罪 パート②

    前回に引き続き、今回もアメリカでの不道徳行為、悪質な重犯罪やその他の犯罪による国外退去命令に...
  5. 2017-5-2

    第3回 「全米一長いバイクトレイル」 ミズーリ州

    まずはミズーリ州最高峰を制覇 広いアメリカ、旅先にはことかかないようで、意外と他州に目が向かな...

デジタル版を読む

saishin フロントライン最新号
ページ上部へ戻る