ボーイング、30%減益 10-12月、軍需振るわず

 【共同】航空機大手ボーイングが30日発表した2012年10-12月期決算は、純利益が前年同期比約30%減の9億7800万ドル(約892億円)と大幅な減益となった。売上高は約14%増の223億200万ドルと増収。民間機向け事業が好調だったものの、米政府による国防費圧縮の影響で軍需部門が振るわず減益となった。

 最新鋭機787が発煙トラブルなどで運航停止となったことに関して、13年の決算には現状では重大な影響がないとの見通しを示した。一方で、同社のマクヌーニー最高経営責任者(CEO)は、トラブルの原因が787のバッテリーにあると疑われることについて「13年の最初の使命は、787のバッテリー問題を解決することだ」と表明した。

 今月中旬、全日空のボーイング787の機内で煙が発生し、高松空港に緊急着陸。日米の航空当局などは、787を運航する航空会社に対し、運航の一時停止を指示、世界中で同機の運航が停止した。ボーイング社も、航空各社への新規納入を当面、見送る方針を明らかにした。

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