連邦通信委員会(FCC)はこのほど、大手電話会社あてに、自動の迷惑電話(ロボコール)を遮断できる技術を開発して消費者に提供するよう要請する書簡を発送した。
ロイター通信によると、書簡はFCCのトム・ウィーラー委員長名で、ベライゾン・コミュニケーションズ、AT&T、スプリント、USセルラー、レベル3コミュニケーションズ、フロンティア・コミュニケーションズ、バンドウィズ・コム、Tモバイルなど大手電話会社の最高経営責任者(CEO)に対し、実行に移せる具体的な解決策を添えて30日以内に返答するよう求めている。
FCCの書簡は、ロボコールの遮断やフィルター機能の提供を義務付けている訳ではないが、そうしたサービスを無料で提供することを強く奨励している。これを受けてセルラー通信工業会(CTIA)のトム・パワー代表は、「迷惑電話や迷惑メッセージは無線通信業界が対応に努めている消費者問題の1つで、FCCと協力して一緒に問題解決を図ることを望んでいる」と述べた。
FCCは2013年以降、13件のロボコール犯罪を取り締まっており、15年には格安旅行を売り込むため違法に電話をかけたフロリダの会社に罰金約300万ドルを科している。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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