自動の迷惑電話やめさせよ〜FCC、電話会社に書簡

 連邦通信委員会(FCC)はこのほど、大手電話会社あてに、自動の迷惑電話(ロボコール)を遮断できる技術を開発して消費者に提供するよう要請する書簡を発送した。
 
 ロイター通信によると、書簡はFCCのトム・ウィーラー委員長名で、ベライゾン・コミュニケーションズ、AT&T、スプリント、USセルラー、レベル3コミュニケーションズ、フロンティア・コミュニケーションズ、バンドウィズ・コム、Tモバイルなど大手電話会社の最高経営責任者(CEO)に対し、実行に移せる具体的な解決策を添えて30日以内に返答するよう求めている。
 
 FCCの書簡は、ロボコールの遮断やフィルター機能の提供を義務付けている訳ではないが、そうしたサービスを無料で提供することを強く奨励している。これを受けてセルラー通信工業会(CTIA)のトム・パワー代表は、「迷惑電話や迷惑メッセージは無線通信業界が対応に努めている消費者問題の1つで、FCCと協力して一緒に問題解決を図ることを望んでいる」と述べた。
 
 FCCは2013年以降、13件のロボコール犯罪を取り締まっており、15年には格安旅行を売り込むため違法に電話をかけたフロリダの会社に罰金約300万ドルを科している。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る