オンライン小売り大手アマゾンは、ケンタッキー州ヘブロンにあるシンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港に、15億ドルを投じて航空貨物輸送用のハブを建設する。州当局はこのほど、この計画に対する4000万ドルの税優遇措置を承認した。
地元紙レキシントン・ヘラルド・リーダーによると、新しい空輸ハブは敷地面積が920エーカー超。アマゾンの特典制度「プライム」専用の貨物機「プライム・エア」が運ぶ荷物の積み下ろしや仕分けなどに使われる。同社は最終的に2000人を雇用する予定で、施設従業員の平均時給は手当込みで26ドルとなる。
ケンタッキーにはすでにアマゾンの物流センターが11カ所あり、フルタイム従業員は1万人。
アマゾンは2016年、プライムの空輸専用に2つの航空会社から貨物機を40機リースする契約を結んでおり、うち16機はすでに稼働している。ヘブロンに近いオハイオ州シンシナティは、2時間以内に商品が配送される「アマゾン・プライム・ナウ」サービスが提供されている都市の1つ。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ