オンライン小売り大手アマゾンは、ケンタッキー州ヘブロンにあるシンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港に、15億ドルを投じて航空貨物輸送用のハブを建設する。州当局はこのほど、この計画に対する4000万ドルの税優遇措置を承認した。
地元紙レキシントン・ヘラルド・リーダーによると、新しい空輸ハブは敷地面積が920エーカー超。アマゾンの特典制度「プライム」専用の貨物機「プライム・エア」が運ぶ荷物の積み下ろしや仕分けなどに使われる。同社は最終的に2000人を雇用する予定で、施設従業員の平均時給は手当込みで26ドルとなる。
ケンタッキーにはすでにアマゾンの物流センターが11カ所あり、フルタイム従業員は1万人。
アマゾンは2016年、プライムの空輸専用に2つの航空会社から貨物機を40機リースする契約を結んでおり、うち16機はすでに稼働している。ヘブロンに近いオハイオ州シンシナティは、2時間以内に商品が配送される「アマゾン・プライム・ナウ」サービスが提供されている都市の1つ。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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