レストラン向け調理ロボット開発新興企業のミソ・ロボティクス(Miso Robotics) は24日、レストラン・チェーン会社との協業によって、新型コロナウイルス「コーヴィ ッド19(COVID-19)」パンデミックが顧客や配達要員に広がる危険性を最小限化するために、人工知能基盤の体温検出機器を開発したことを明らかにした。
ベンチャービート誌によると、キャリグループ傘下のハンバーガー・チェーン会社キャリバーガー(CaliBurger)は、ミソ・ロボティクスと協働し、カリフォルニア州パサディーナにあるキャリバーガー支店に熱検知スクリーニング端末を近く実装する。店の扉に取り付けられる同端末は、入店しようとする人の体温をほぼ瞬時に検出する。
ニューヨーク州やカリフォルニア州を含む多くの州では、新型コロナウイルス対策の一環として、すべての飲食店が非常事態宣言のもと閉店を強いられ、注文品を取りに来る人への販売と出前の配達だけに限定されている。
キャリバーガーでは、すべての従業員と配達員、顧客を対象に、同機器で顔をスキャンして検温し、発熱者を建物内に入れない措置を実施する計画だ。
ミソによると、同社が開発した同機器を導入する店舗経営者らは、検温結果をテキスト・メッセージング機能と連動させることができる。正常体温者は自身で扉を開けて入店できるが、発熱者は消費者か従業員かに関係なく入店を拒否される。
同システムは今後、必須労働者(現場に行かなければ仕事にならない職種で働く人々)が出勤する事務所や現場、そのほかの公的場所、集合住宅、集合施設に導入される可能性がある。
【venturebeat.com/2020/03/24/miso-robotics-deploys-ai-screening-devices-to-detect-coronavirus-covid-19-fever/】 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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