人工知能による音声文字変換サービスを提供する新興企業アター・ドット・エイアイ(Otter.ai)は1月21日、動画対話プラットフォームのグーグル・ミート(Google Meet)にサービスを提供することを明らかにした。
アターは、動画対話やウェビナー(ウェブ配信型講演会)の音声基盤内容を録音して文字にするサービスをズーム(Zoom)にすでに提供している。
テッククランチ誌によると、アターは類似機能をグーグル・ミート利用者1億人以上に提供開始するが、ズーム向けサービスとは異なり、リアルタイムかつ双方向の音声文字変換と字幕をクローム(グーグルのウェブ・ブラウザー)の拡張機能として提供する。
同アプリケーションは、いったん実装されるとグーグル・ミート使用中に「ライブ・ノーツ(Live Notes)」をクローム・ブラウザー内で直接起動する。
利用者らは、オンライン会議中に生の音声文字変換を見ることができるほか、音声から文字に変換された発言内容のテキスト・サイズを指定でき、また、動画対話の終了後に音声議事録を録音して共有できる。
アターによると、動画会議参加者らはその機能を使うことで誤解を減らすことが容易になる。特に、英語を母国語としない参加者が英語での会議内容を理解するのに役立つ、と同社は話した。
新型コロナウイルス・パンデミックによって多くの会社が動画会議を活用している。一部の先進諸国でコーヴィッド19ワクチン接種が数週間前に始まったが、職場再開が全般的に広まるにはまだ時間がかかると予想される。そのため、動画会議の需要はまだしばらく続くとみられる。
(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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