ベント強化策を先送り NRC、福島事故で

 【共同】米原子力規制委員会(NRC)は19日、東京電力福島第1原発事故を受けた米国内の原発安全対策のうち、一部の原子炉格納容器にベント(排気)装置を設置する際、フィルターの併設を義務付けるかどうかの決定を1年先送りすると発表した。

 フィルター併設は、緊急時に格納容器の圧力を下げる際に、放射性物質をできるだけ外部に逃がさないようにするのが目的。NRCは昨年3月、第1原発と同じマーク1型とマーク2型の沸騰水型軽水炉のベント強化策を打ち出したが、追加費用がかかるフィルター併設の義務付けには電力業界が強く反発していた。

 対象となる米国内の原子炉は31基。NRCはフィルターを使わずに放射性物質の放出を抑制する方法も含め、1年かけて技術的な検討を行う。

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