グーグル・フライツ(Google Flights)は8月28日、消費者が旅客便をもっとも安く予約できるようにする新機能を発表した。同社は同機能を今週中に提供開始するのにともなって、行き先や日付けに応じて、航空券が最安値になる典型的時期を確認できる過去のデータを消費者が使えるようにする新たな分析情報を提供する計画だ。
テッククランチ誌によると、その新機能のねらいは、航空便をいま予約すべきか、それとも価格が下がるのを待つべきかという消費者がかならずと言っていいほど直面する迷いに解決策をもたらすことだ。
新機能を使うことで、たとえば出発の2ヵ月前が最安値になる時期であるとか、一般的に出発日に近づくにつれて価格が下がるといったことが簡単にわかるようになる、とグーグルは説明した。
同機能は、グーグル・フライツがすでに提供しているほかの分析情報を補完するものだ。たとえば、検索した航空便の現在価格が過去の平均と比較して安いのか標準的なのか、それとも高いのかを簡単に確認できる。
利用者らはさらに、価格追跡機能をオンにすることで、選択した日付けまたは柔軟性ある日付けの航空便の料金が大幅に下がった場合に、好みに応じて通知を受け取ることができる。
また、一部の便には価格保証バッジが表示される。これは、出発までのあいだに料金がそれ以上安くならない、とグーグル・フライツが確信していることを意味する。料金が下がった場合には、グーグルはその差額をグーグル・ペイ経由で購入者に返金する。
最安値で予約できる時期に関する洞察やそのほかの関連節約機能は、2023年7月までの最新データにもとづいて傾向を予想する。たとえば、2023年のクリスマス前後の便の平均価格は、出発日の71日前にもっとも安くなることが同機能でわかった。2022年の同時期には出発日の22日前が最安値の時期だった。
さらに、米国から欧州への旅行については、価格が下がる前にふたたび上昇するといういわゆる「スイート・スポット」はもはや存在しないこともわかった。出発の72日以上前に価格が最安値になる傾向がある、とグーグルは述べた。
(Gaean International Strategies, llc社提供)
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