データパーサー、リングセントラルとの機能統合を拡大 〜 業務連絡データを監査可能にすることで遵守業務を合理化

法令遵守を目的としたデータ管理技術を提供する新興企業のデータパーサー(DataParser、ニューヨーク市拠点)は、リングセントラル(RingCentral)との機能統合することで、利用会社らの遵守業務を大幅に簡便化する。リングセントラルは、クラウド基盤の業務連絡や協業のツール群とサービスを提供するカリフォルニア州拠点の新興企業。

エイインヴェスト誌によると、在宅勤務やハイブリッド勤務が定着した一方で規制当局の監視が厳格になっている近年の動向を受けて、監査可能のコミュニケーション・システムに対する需要は拡大している。会社らは昨今、従業員たちが電話やテキスト・メッセージング、動画会議といったさまざまの手段で連絡を取り合っていることから、構造化されていないそれらのデータを保管し、監査の要請に応じて確認できるようにしておくことが課題となっている。

データパーサーは、ズーム(Zoom)やマイクロソフト・チームス(Microsoft Teams)、スラック(Slack)にすでに統合されており、それらの通信手段のデータを簡単に保管できるようにする。データパーサーの親会社であるシータ・レイク(Theta Lake)は、リングセントラルとの統合を以前から実現している。

9月に導入予定のデータパーサーの新しいリングセントラル用モジュールは、通話やチャット、オンライン会議にリングセントラルを使っている会社らが、それらのプラットフォーム上で行われる連絡のデータを継ぎ目なしで収集し、様式を整え、発見可能の方法で保管できるようにする。それは、金融業界や医療業界といった規制対象業界や行政機関にとって重要な要件だ。

シータ・レイクは遵守業務技術分野で地位をすでに確立しており、2019年以来、150%の年間成長率で伸びている。2025年6月には人工知能統治を目的とした製品も投入しており、人工知能の普及によって浮上する遵守分野のニーズに対応しようとしている。

データパーサーは、画一的な遵守業務合理化ソリューション群を提供するのではなく、アーカイブへのコネクターとして機能し、顧客会社らがどのようなシステムにもデータを保管できるようにする。その柔軟性は、複数の連絡プラットフォームを使っている会社らにとって特に重要だ。

リングセントラルはまた、認証された統合を実現するためのAPI(application programming interface)を提供していることから、データパーサーとの今回の統合は、利用会社らに対して特にスムーズな導入過程を提供し、短期間に価値をもたらすと期待される。

(Gaean International Strategies, llc社提供)

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