マイクロソフト、省エネ対策で巨額節約 〜管理ソフトウェアを自社開発

 マイクロソフト(Microsoft)は、自社開発したエネルギー管理ソフトウェアを使って、本社キャンパスの運営コストを数百万ドル単位で削減している。

 エネルギー・マネジャー・トゥデイ誌によると、同社は、ワシントン州レドモンドにある広さ500エイカーの本社キャンパスでエネルギー管理ソフトウェアを活用した結果、電気代の大幅節減を可能にしただけでなく、エネルギー効率化への資本投資を6000万ドル回避したと説明した。

 同事業を率いるのは、施設管理を手がける比較的少人数の専門部隊だ。3年前から活動を開始し、様々な時代に導入された3万個の接続検知器のシステム統合を進めてきた。

 それらの検知器には異なるメーカーの異なる技術が使われているが、マイクロソフトは独自のソフトウェアを開発することによって、冷暖房や換気、照明をすべて統合管理できるようにした。

 検知器から取得されるデータ・ポイントは24時間で5億件にも上る。それらを分析することで、より賢明に意思決定できるようになった。13棟の建物を対象にした試験運用だけでも、電気代や維持管理費で数百万ドルを節約できたことが分かった。

 現在では、エネルギー管理者が机にいながらにして、どの建物のどの部分でバルブから漏れているかといった詳細状況まで逐一把握できる。以前であれば、トラックに飛び乗って現場確認が必要とされた作業だ。

 たとえば、ある建物の車庫で換気扇が1年間にわたって付けっ放しになっていたことがあり、それによって年間6万6000ドルが無駄遣いされていた。その換気扇の問題は、監視システムが稼動した途端に発見され修正された。

 また、別の建物では、冷水システムの圧力に問題があることが判明し、5分未満で修正できた。この修理は年間1万2000ドルの節約につながった。

 同ソリューションでは、建物設備の優先順位に従って問題点が表示される。マイクロソフトでは、老朽化した設備の交換に6000万ドル近い投資を検討していたが、そのコストを完全に回避できたと報告している。

 自社での成果を背景に、マイクロソフトはそのエネルギー管理ソフトウェアの商業販売も開始している。国防総省を服務世界各地の建物にすでに導入されている。

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