生物絶滅期に進化の一歩 カメ、2億5000万年前

 【共同】甲羅などユニークな特徴があり進化に謎の多いカメのゲノム(全遺伝情報)を、日本や中国、欧州の国際チームが世界で初めて解読し、カメは2億5000万年前ごろにあった生物大量絶滅期の前後に独自の進化を始め、現在の姿になったとみられるとの研究結果をまとめた。28日付の米科学誌ネイチャージェネティクス電子版に掲載された。

 大量絶滅は、それまでの生物種が激減する一方、後の時代に適応した新しい生物が出現しやすくなるとされる。チームは「カメの進化や甲羅の発達が大量絶滅の原因を特定する鍵になるかもしれない」としている。

 チームは、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の入江直樹研究員がリーダーとなり2011年に設立。スッポンとアオウミガメの血液からゲノムを解読した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る