対衛星で新型ミサイルか 中国「観測ロケット」

 【共同】米国防総省は15日、中国が13日に観測目的としてロケットを打ち上げ、高度3万6000キロの静止軌道に近づく飛行ルートをたどったとの分析を明らかにした。日本政府当局者は16日、「衛星攻撃兵器(ASAT)開発のための事実上のミサイル実験だ」と述べ、新型の弾道ミサイルが使用されたとの見方を示した。

 静止軌道上には、弾道ミサイル発射を探知する米軍の早期警戒衛星や一部の偵察衛星がある。中国は2007年に老朽化した自国衛星を弾道ミサイルで破壊する実験に成功したが、この際は約850キロの低高度だった。

 日本政府当局者は、中国の衛星攻撃能力が大幅に向上したとし「将来的な米中の戦力バランスを変える恐れがある」と懸念を表明した。

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