「アンジーの選択」に波紋 遺伝子医療の課題も

 【共同】「アンジー」の愛称で人気の女優アンジェリーナ・ジョリーさん(37)がニューヨーク・タイムズへの寄稿で、乳がんのリスクを高める遺伝子変異が見つかったため、両乳房の切除・再建手術を受けたと公表してから28日で2週間。勇気ある「告白」が同じ悩みを持つ多くの女性に勇気を与える一方、遺伝子医療をめぐる論議も浮上し、波紋を広げている。

 「彼女は世界的に知られた存在。遺伝的な乳がんや卵巣がんがあるということを世の中に伝えてくれた」。カリフォルニア州のニッキ・ダーレスターさんが地元メディアに述べた。

 ジョリーさんと同じく、十数年前に遺伝子変異が見つかったダーレスターさん。その時は乳房を切除しない道を選んだが、後になって胸にしこりが見つかり、乳管がんと診断された。

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