7年前から履歴収集 米有力議員、問題視せず

 【共同】米国家安全保障局(NSA)が通信大手ベライゾンの顧客の通話履歴を収集していると報じられた問題で、上院情報特別委員会のファインスタイン委員長(民主党)は6日の記者会見で、過去7年間にわたって続けられてきた「合法的な活動」だとして、オバマ政権を擁護した。

 下院情報特別委員会のロジャース委員長(共和党)も、米国内のテロを防ぐための「非常に重要な活動」として、問題はないとの認識を示した。

 米メディアは数千万人に及ぶ顧客の日々の通話履歴が調べられていると伝え、市民団体は人権侵害と非難。議会内でも「やりすぎ」と問題視する声があるが、ブッシュ前政権時代から機密事項として議会には説明してきたとされ、有力議員の間では容認論が強い。

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