米タリバン協議足踏み 事務所めぐり不信募る

 【共同】アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンが、同国の和平に向けた米国との協議を進めるため、カタールの首都ドーハに対外窓口となる事務所を開設して25日で1週間。米国との協議は20日にも始まる予定だったが、事務所の位置付けをめぐり双方が不信感を募らせ、足踏みを続けている。

 問題の発端は、タリバンが事務所に、国際テロの温床となっていたタリバン政権時代の国名「アフガニスタン・イスラム首長国」と記された表札を掲げたり、当時の国旗を立てたりしたことだった。

 これに対し、米国と共にテロ撲滅を目指すアフガンのカルザイ大統領が反発、協議への参加を予定していた政府代表団のドーハ派遣を見送った。

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