紛争時の性暴力阻止を アンジー、安保理に訴え

 【共同】国連安全保障理事会は24日、紛争地での性暴力に関する公開会合を開いた。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)特使の女優アンジェリーナ・ジョリーさんが出席し「性暴力は戦争につきものだから起きるのではない。それを許す風潮が世界にあるからだ」と訴え、阻止のため行動するよう安保理に求めた。

 ジョリーさんは紛争地などで、5歳の女児が警察署の前で乱暴されたり、女性が木の枝や瓶を使った残酷な性暴力を受けたりしていると報告した。

 こうした事件は「加害者が逃げおおせると思っているからだ」と述べて処罰の必要を訴えるとともに、性暴力阻止の「先頭に立つべきはあなた方、国連安保理なのだ」と15カ国の大使たちに呼び掛けた。

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