南沙で米軍の偵察強化 中国にらみ、哨戒機展開 比の基地拠点に

 【共同】中国とフィリピンの対立が先鋭化する南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島をめぐり、米軍がP3C哨戒機を使いフィリピンを拠点に中国軍の偵察を活発に行っていることが28日、フィリピン政府の資料などで分かった。同国と軍事協力を進める米国の軍事筋は中国を念頭に「(偵察衛星も含め)あらゆる情報収集活動を強化している」と語った。

 南シナ海情勢の緊迫化を受け、フィリピンのアキノ大統領が米側にP3Cの派遣を要請していた。

 資料や米フィリピン軍事筋によると、米海軍のP3C哨戒機は、ルソン島パンパンガ州にあるフィリピン空軍のクラーク基地を拠点に、中国とフィリピンの緊張が続くアユンギン礁周辺などで重点的に展開。米軍が1991年に撤退したクラーク基地の重要性が高まっている。

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