北朝鮮船の調査終了 パナマで国連専門家パネル

 【共同】パナマが拿捕した北朝鮮貨物船からキューバのミサイルや戦闘機が見つかった問題で、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁違反を調べる専門家パネルは15日、現地調査を終了した。パナマ政府が発表した。調査は13日から3日間行われた。

 一方、地元メディアによると、パナマ運河の管理当局者は15日、運河の安全航行をめぐる違反により、北朝鮮側に最大100万ドル(約9700万円)の罰金を科す可能性があることを明らかにした。罰金額は1万〜100万ドルの幅があるが、今回の違反は「非常に深刻だ」としている。

 パナマ政府の声明によると、専門家パネルは今後、報告書を作り、安保理の委員会に提出。委員会が制裁違反に当たるかどうか判断する。専門家パネルは、パナマ政府がミサイルなどを発見したことを評価した。声明は調査の内容や結果に触れていない。

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