南シナ海で対立先鋭化 フィリピン、日米を盾に対抗へ

 【共同】南シナ海の領有権争いをめぐり、中国との対立が先鋭化しているのがフィリピンだ。最近は「中国の攻勢にあっている」(フィリピン外交筋)ため、日本や米国を後ろ盾に中国と対抗する構えだ。

 フィリピン側が危機感を抱いているのが、9月初めに予定していたアキノ大統領訪中の中止だ。中国は訪問の条件として、南シナ海の領有権争いをめぐり、フィリピンが国際司法機関に請求した仲裁手続きの取り下げを要求。拒否したところ、中国はアキノ氏の受け入れを認めなかった。

 両国の首脳会談は約2年間開かれておらず、アキノ氏の任期は3年を切った。フィリピン外務省幹部は「中国はアキノ政権を相手にしないということなのか」と嘆息を漏らす。

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