競売大手に「物言う株主」 サザビーズ、防衛策で対抗

 【共同】美術品のオークションで有名な競売大手サザビーズが「物言う株主」の圧力にさらされている。筆頭株主の米ヘッジファンドが「(会社の現状は)修復が必要な古典名画のようだ」と批判し、ルプレヒト最高経営責任者(CEO)に辞任を迫る中、サザビーズは4日、買収防衛策の導入を発表し、防戦に努めている。

 欧米メディアによると著名投資家ダニエル・ローブ氏が率いる米ヘッジファンド「サード・ポイント」はサザビーズ株の約9.3%分を2億6600万ドル(約260億円)で取得。ローブ氏はライバルの競売大手クリスティーズに比べ売り上げが低迷していることを挙げ「幹部の統率力や戦略ビジョンが欠けている」とルプレヒトCEOの経営手腕を一刀両断して退任を迫った。

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