シリアが正式加盟国に 化学兵器禁止条約
- 2013年10月15日
- 世界のニュース
【共同】シリアが14日、化学兵器の開発から保有、使用までを禁じる化学兵器禁止条約の190番目の正式加盟国となった。9月12日に加盟申請文書を国連に提出し、同月14日に手続きが完了。条約の規定で30日後に発効することになっていた。
米国とロシアの合意に基づき、同条約の実施機関である化学兵器禁止機関(OPCW、本部オランダ・ハーグ)と国連の合同チームが、既に今月からシリアでの査察活動を開始。化学兵器の生産や装填に使う機器の破壊も始まり、来年半ばまでに化学兵器を全廃する計画を進めているが、内戦下で困難も予想される。
合同チーム関係者によると、シリアが申告した化学兵器の関連施設は25カ所で、保有する化学兵器は約千トンに上る。多くはロケット弾などに充填されておらず、サリンなどを製造する前段階の「前駆物質」と呼ばれる状態とみられている。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ