死刑求刑の有無焦点 ボストン爆破から半年

 【共同】ボストン連続爆破テロから15日で半年となった。中枢同時テロ以来の大規模テロとなった事件は、実行犯として起訴されたジョハル・ツァルナエフ被告(20)に死刑が求刑されるかどうかが焦点となっている。

 米メディアによると、ホルダー司法長官が月内に検察当局から求刑案の提出を受け、年明けに最終判断する見通し。検察側はツァルナエフ被告が逮捕後の調べに対し、爆破テロが「暴力的なジハード(聖戦)」の実行を鼓舞することを望むと述べたと主張している。

 イスラム教徒で、ロシア南部チェチェン系移民のツァルナエフ被告は大量破壊目的の武器使用など30の罪で起訴され、うち過半数は最高刑が死刑。7月の公判では無罪を主張した。公選弁護人や、死刑対象事件に精通した弁護士のチームが付いている。

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