養殖、世界漁獲の40%超 30年間で生産量13倍

 【共同】「捕る漁業から育てる漁業へ」の流れが地球規模で広がり、世界全体の漁獲量に占める養殖の割合が2011年に40.1%を占めたことが20日、国連機関の統計で分かった。最近までの約30年間で養殖の割合が6倍以上、生産量も13倍以上に増えた。要因には中国での急増などがある。

 捕獲と養殖を合わせた全体的な漁獲量は過去50年間、世界人口の増加を上回るペースで伸びている。捕獲は1990年ごろから頭打ちの状態だが、養殖はこれを補うような形で大きく増えた。

 国連食糧農業機関(FAO)のマッティエセン漁業局長は共同通信の取材に、世界人口が90億人に増えると予想される2050年になっても、養殖が順調に成長すれば水産物は持続的に主要な栄養源になり得るとの見通しを示した。一方で乱獲が深刻だとして各国の協調を求めた。

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