首脳への盗聴中止も オバマ大統領が方針

 【共同】ニューヨーク・タイムズ電子版は28日、オバマ大統領が国家安全保障局(NSA)に対し、同盟国の首脳に対する盗聴を中止するよう指示する方針だと伝えた。

 実際に中止されれば、制約を受けずに世界的規模の情報収集を続けてきたNSAの活動に「歴史的な変化」をもたらすことになると同紙は指摘している。最終決定には至っていないが、方針は既に上院情報特別委員会のファインスタイン委員長(民主党)に伝えられたという。

 ホワイトハウスは、ドイツのメルケル首相に対する盗聴は現在していないし、これからもしないと説明しているが、米メディアは一部同盟国の首脳に対しNSAが今も情報収集を続けていると報じている。

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