15歳未満の出産200万人 国連、少女の権利保護訴え

 【共同】国連人口基金(UNFPA)は30日、思春期の妊娠に焦点を当てた2013年版の世界人口白書を発表した。途上国では年間730万人の18歳未満の少女が出産し、うち200万人が15歳未満とみられると指摘した。

 UNFPAのオショティメイン事務局長は「思春期の妊娠は教育などさまざまな権利を失う。少女たちが持つ潜在能力を生かすためにも権利の保護が大切だ」と訴えた。

 白書によると、別の調査では世界全体で15〜19歳の少女が出産した子どもは年間1310万人に上った。15歳未満については実態の把握が難しいが、10代の出産の大半は途上国が占めるとみられる。

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