日本人学生殺傷を否認 トルコ観光地、初公判

 【共同】トルコ中部の観光地カッパドキアで新潟大4年の女子学生2人が刺されて死傷した事件で、殺人や強盗などの罪に問われた修理工ファーティフ・ウヤル被告(23)に対する初公判が30日、地元ネブシェヒル県の裁判所で開かれ、ウヤル被告は「私はやっていない」と起訴内容を否認した。

 ウヤル被告は、事件当日、知人の男性と一緒に2人の被害者と言葉を交わした後、知人だけが同被告の車を運転して2人を追い掛け、事件を起こしたと主張した。被告は捜査段階では警察から強要され、容疑を認めたという。

 一方、30日明らかにされた起訴状によると、現場の遺留物から検出されたDNAと被告のDNAが一致。被告の供述に基づいて凶器のナイフが発見され、被告宅から被害者のカメラや携帯音楽プレーヤーなどが見つかった。

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