反捕鯨団体創設者が米上陸 国際手配中、裁判出廷か

 【共同】日本などの要請で国際手配されている反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者ポール・ワトソン容疑者(62)が船で米ロサンゼルスに到着し、入国したことが10月31日、分かった。オーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルド(電子版)などが伝えた。

 来週、日本鯨類研究所(東京)がシー・シェパードなどを相手に、南極海での日本の調査捕鯨に対する妨害の差し止めなどを求めた訴訟の審理がシアトルで予定されており、ワトソン容疑者はこれに出廷予定だという。

 ワトソン容疑者は、コスタリカ当局が出した危険航行容疑の逮捕状に基づき昨年5月にドイツで逮捕された後、保釈中に出国して行方不明になり、国際刑事警察機構(ICPO)が国際手配していた。

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