脳の奥から腫瘍摘出 大阪市大、手術法確立
- 2013年11月15日
- 日本発ニュース
【共同】脳の奥深くから腫瘍を摘出するため、耳の後ろの部分を切開する手術方法を大阪市立大の大畑建治教授(脳神経外科)らのチームが確立し、10年後の再発率を15%以下に抑えたとの研究成果が15日付の米医学誌電子版に掲載された。
市立大とハーバード大以外ではほとんど使われていない手法で、大畑教授は「普及すればより多くの患者を助けられる」と話している。
市立大によると、国内では年間約2万5000人に脳腫瘍が見つかり、うち約700人は頭の中心部にできる。良性が多いが、周りの神経や脳幹が圧迫されて失明や記憶の低下が起こってしまう。
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