核燃料棒の製造着手か 原子炉再稼働の北朝鮮

 【共同】シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)は5日、北朝鮮・寧辺の核施設での活動が活発化しているとの分析を発表した。再稼働させたとみられる実験用黒鉛減速炉(原子炉)の燃料棒の追加製造に着手した可能性がある。

 今月2日に撮影された衛星写真を分析した結果、北朝鮮が過去に減速炉用の核燃料棒製造に使っていた施設から水蒸気が出ているのが確認された。燃料棒を追加製造しているとすれば、北朝鮮が減速炉の長期運転を計画していることを示す。

 一定期間の運転後、使用済み燃料棒を取り出して再処理すれば、年間で核兵器1個分に当たるプルトニウム6キロの追加生産が可能になり、日米韓は警戒を強めている。

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