高性能分離機の開発容認 イラン核、履行手順公表へ

 【共同】米国務省は14日、イラン核問題解決に向けた第1段階の措置をまとめた「共同行動計画」に関し、具体的な履行手順を定めた文書を近く公表する方針を明らかにした。米政府高官によると、ウラン濃縮に使う高性能遠心分離機の研究開発継続を容認しており、イランの核開発能力向上に対する懸念も出そうだ。

 遠心分離機の性能が向上すれば、核兵器の原料となる高濃縮ウラン製造に要する時間を短縮できる。専門家の間では、イランが欧米側との合意を破棄して濃縮活動を再開した場合に備え、遠心分離機の開発も制限すべきだとの声が出ていた。

 欧米など6カ国とイランは12日、共同行動計画の20日からの履行開始と具体的な手順で合意。同高官によると、イランが中部ナタンズの施設で新型を含む高性能の遠心分離機の研究開発を継続することを認めた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る