イラン、参加明言避ける シリア和平会議

 【共同】イランのアブドラヒアン外務次官(アラブ・アフリカ担当)は20日、スイスで22日から始まるシリア和平国際会議への国連からの招待状を受け取ったことを明らかにした。ただ参加するかどうかについては明言を避けた。国営イラン通信が伝えた。

 イランはこれまで無条件での正式参加を求めており、米国が参加条件とするシリア移行政府樹立などを定めた2012年のジュネーブ合意を受け入れるかどうかについて立場を示していない。

 国連の潘基文事務総長は19日の記者会見で、イランに国際会議への参加を求めたと表明。これに対し、米国務省のサキ報道官は、シリア移行政府樹立などを受け入れることが参加を認める条件で、受け入れを表明しない限り、参加要請は撤回されなければならないとの声明を発表した。

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