日立とSAP、世界的OEM契約を締結 〜 両社製品の統合と国際販促を強化
- 2014年1月29日
- ハイテク情報
日立製作所とSAPは、日立データ・システムズ(HDS)がSAPのインメモリー電算ソフトウェア「ハナ(HANA)」を提供することを盛り込んだ世界的OEM契約を締結し、既存の国際戦略提携を拡張した。
SAPが世界的OEM契約を締結するのは今回が初めて。
ITニュース・オンライン誌によると、日立とHDS、そしてSAPの3社は今回の提携によって、全世界の顧客に対する販売および販促活動で協力するほか、今後の技術革新でも相互協力していく。
3社はまた、クラウド電算やSAPリアル・タイム・データ・プラットフォーム(SAP Real-Time Data Platform)、高性能大企業向け電算システムの分野での協力関係も強化した。
世界的OEM契約のもと、HDSはハナ対応のSAPネットウィーバー・ビジネス・ウェアハウス(SAP NetWeaver Business Warehouse)向けエンタープライズ・データ・センター(Enterprise Data Center)ソリューション群の一式を同梱販売する。
その結果、顧客は統合電算プラットフォームやソフトウェア、マネージド・サービスをHDSから包括的に購入できるようになる。
3社はさらに、ハナをはじめ、クラウド・ストレージの仮想化、クラウド電算、企業資源計画(ERP)、そして情報ライフサイクル管理(ILM)ソリューションを、より緊密に組み合わせたソリューションを提供することで、顧客企業の導入および運用コストの節減や、ソリューションの可用性と耐障害性を向上させる。
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