化学兵器廃棄完了と発表 リビアとOPCW
- 2014年2月4日
- 世界のニュース
【共同】リビアからの報道によると、化学兵器禁止機関(OPCW)とリビアは4日、リビアがカダフィ政権時代から保有していたマスタードガスなどの化学兵器の廃棄作業を完了したと発表した。総保有量は約26万トンとみられていた。
リビアでは、最高指導者だったカダフィ大佐が2003年に大量破壊兵器開発の放棄を約束。当初は07年までに完全廃棄する見通しだった。11年のカダフィ政権崩壊に至った政変後は、化学兵器がイスラム過激派などに流出することも懸念されていた。
リビアのアブドルアジズ外相は4日の式典で、カナダやドイツ、米国から技術協力や支援があったとして謝意を表明。OPCWは、シリアの化学兵器をことし6月30日までに全廃するとしており、リビアでの廃棄を「国際協力のいい手本になる」と指摘した。
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