iPSに三つの誤解 山中教授が見解
- 2014年2月10日
- 日本発ニュース
【共同】人工多能性幹細胞(iPS細胞)の生みの親で京都大iPS細胞研究所の山中伸弥教授が10日、京都市内で記者会見し、理化学研究所(理研)のチームが作製した新たな万能細胞「STAP細胞」に関し「iPS細胞はSTAP細胞よりがん化のリスクが高いなどとする、三つの誤解がある」とする見解を表明した。
ほかの二つは、iPS細胞の作製効率が0・1%でSTAP細胞は30%、iPS細胞の作製はSTAP細胞より難しい—を挙げた。
山中教授は「心を痛めたのが、STAP細胞がiPS細胞より安全と決めつけた報道がたくさんあったこと。マウスでのiPS細胞作製を発表した2006年と今のiPS細胞は全く違う技術だ。なぜ昔との比較で報道されたのかとても残念に思っている」と述べた。
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