有名カフェが消える? ローマ「甘い生活」舞台
- 2014年2月18日
- 世界のニュース
【共同】退廃的な上流階級の生活を描いたフェリーニ監督の映画「甘い生活」(1960年)の舞台になったローマの有名カフェ「カフェ・ド・パリ」が18日、家賃の滞納が原因で当局に退去を命じられ、営業を停止した。ANSA通信などが伝えた。観光名所としても人気のカフェが、ローマから消える可能性がある。
56年開業のカフェ・ド・パリは、高級レストランやホテルが並ぶベネト通りにある。2009年に犯罪組織との関係が明らかになり当局に差し押さえられ、現在は裁判所に任命された経営者が管理している。
差し押さえ後も営業を続け、11年からは反犯罪組織の団体と協力してイメージ回復に努めてきたが、世界的な不況の影響もあり客数が減少していたという。
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