米濃縮ウラン企業が破綻 日本の原発停止が影響
- 2014年3月6日
- アメリカ発ニュース
【共同】原発の燃料となる濃縮ウランを供給している米企業ユーゼック(メリーランド州)が5日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請して経営破綻した。2011年の東京電力福島第1原発事故後に日本の原発が相次いで稼働を停止したことが一因となり、資金繰りが行き詰まったもようだ。事業は継続するという。
日本の電力会社への販売が落ち込んだほか、需要急減による濃縮ウランの価格下落も足を引っ張った。ユーゼックはウラン濃縮の世界大手で、東芝は優先株を保有している。
ユーゼックは同日、東芝と発電関連機器の米大手バブコック&ウィルコックスに、新たに発行する株式の約8%をそれぞれ割り当てることなどを盛り込んだ再建策を公表。「再建策の支持で両社と合意した」と説明している。90-120日以内の再建手続きの完了を目指す。
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