米露、部隊撤収で応酬 外相会談、溝埋まらず

 【共同】ケリー国務長官とロシアのラブロフ外相は30日、パリで会談し、ウクライナ情勢の打開策を4時間にわたり協議した。ケリー氏は、ロシア軍部隊がウクライナ東部沿いの国境地帯に集結していることを強く批判し撤収を求めたが、ラブロフ氏は応じなかったもようで、双方の溝は埋まらなかった。

 会談では双方が緊張緩和に向けた提案を出し合い、ウクライナ政府や国民と共に危機打開へ取り組むことでは一致。近い時期の再会談を含め、協議を続ける方針を確認した。

 両氏は会談後、別々に記者会見した。ケリー氏は、国境地帯のロシア軍が「恐怖と威嚇に満ちた雰囲気をつくり出している」と非難。ウクライナ南部クリミア編入を強行したロシアの行動を「米国は依然、違法と考えている」と述べ、ロシアとの間に隔たりが残されていることを強調した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る