「深く謝罪」とGMトップ 米議会公聴会で証言

 【共同】大規模リコール(無料の回収・修理)問題でゼネラル・モーターズ(GM)のバーラ最高経営責任者(CEO)が1日、下院エネルギー・商業委員会の公聴会で証言した。バーラ氏はGMが2001年に車の欠陥を把握しながら適切な措置を取らなかったことを認め「影響を受けた全ての人に深く謝罪する」と陳謝した。

 バーラ氏は、再発防止のためグローバル自動車安全担当副社長のポストを新設したほか、被害者補償の専門家を雇ったことなどを強調。一方で欠陥公表が遅れた理由については「社内調査中」と答えを避けた。アカーソン前CEOが欠陥を把握していたかとの質問には「私の知る限りそうしたことはない」と答えた。

 GMは03-11年型の乗用車の一部について、点火スイッチの欠陥で走行中にエンジンが止まったり、衝突時にエアバッグが作動しなかったりするとして約259万台をリコール。13人が関連事故で死亡したことが明らかになり、欠陥放置に対する批判が高まっている。

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