ゾウの密猟年2万頭超 「絶滅の恐れ」と警告 ワシントン条約事務局

 【共同】2012年に象牙目当ての密猟で殺されたアフリカゾウの数は少なくとも2万2千頭に達し、13年になっても同じ水準で推移しているとの調査結果を、ワシントン条約事務局などがまとめた。同条約の担当者が28日までに明らかにした。

 担当者は「この傾向に歯止めをかけなければ、多くの地域でアフリカゾウが絶滅してしまう」と警告。象牙の主要な消費地である中国や日本などアジア各国に、密輸摘発態勢の強化などを呼び掛けた。

 条約事務局や国際自然保護連合(IUCN)などが共同で運営しているアフリカでの象牙密猟のデータベースによると、12年にアフリカ27カ国で約1万5000頭のアフリカゾウが密猟で殺されたことが確認された。未確認の例を加えると、殺されたのは2万2000頭と推定されるという。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る