米、高まる死刑議論 薬物で苦痛、非難の声

 【共同】米国で死刑をめぐる議論が高まっている。薬物注射による執行中に死刑囚が苦悶の様子を示し、執行方法に疑念が強まったためだ。米憲法は「残酷」な執行を認めておらず、反対派は強く非難。死刑に批判的な欧州の製薬会社が執行用薬物の供給を停止したことに伴い、使用実績のない新薬物に頼る現状が背景にある。

 南部オクラホマ州で4月29日、19歳女性を銃撃し生き埋めにするなどした罪に問われた男性クレイトン・ロケット死刑囚(38)の執行があった。

 立ち会った地元紙タルサ・ワールドの記者は、ベッド状の処刑台にくくりつけられた死刑囚が「右脚を動かし、苦悶し、うめき声を上げた」と詳細に報じた。頭や肩を上げて、もだえたという。

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