マラリア感染、嗅覚に異常 新しい診断法開発に期待

 【共同】マラリア感染が重症化して起こる脳症では、においを感じる脳の部位に異常が起き、嗅覚が低下することを大阪大のチームがマウスを使って解明し、15日付の米科学誌電子版に発表した。新たな早期診断法となる可能性がある。

 チームのジェバイア・チョバン准教授は「人でも嗅覚異常が起きるか、臨床研究したい」と話した。これまでは意識低下や錯乱などの神経症状で診断してきたが、発症後はすぐ死亡してしまう事例が多かった。

 チョバン准教授によると、脳症を起こす熱帯熱マラリアは、アフリカを中心に年間100万人前後が死亡。日本国内でも海外渡航者らが持ち込んで年間100人ほど発症しており、死亡例もある。

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