加州のシェール原油埋蔵量、政府推計値を大幅削減

 エネルギー情報局(EIA)は21日、カリフォルニア州のモントレー・シェール(けつ岩層)から採掘できる原油埋蔵量の推計を、当初の数値から96%下方修正した。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、EIAは1年前、可採原油埋蔵量を137億バレルと見積もったが、今回これを6億バレルまで大きく切り下げた。

 当局関係者は、モントレー・シェール(1750平方マイル)には莫大な原油が埋蔵されているとの見方を維持しながらも、既存の技術や費用で大量に採掘することは無理とみている。

 カリフォルニア独立石油協会のロック・ツィーマン会長は、1990年代半ばにEIAがノースダコタ州のバッケン・シェールの埋蔵量をわずか1億5100万バレルと予測した例を挙げながら、「EIAはこれまでも埋蔵量評価を誤ったことがある」と指摘した。バッケンでは現在、フラッキング(水圧破砕法)と呼ばれる新技術によって1日約100万バレルを生産している。石油業界は今後も、モントレー・シェールで低コストの採掘が行えるよう新技術の開発を続ける方針だ。

 業界関係者は、カリフォルニアでもバッケンやテキサス州南部のイーグル・フォード・シェールと同様、フラッキングと水平掘削を駆使してモントレーを広大な油田に変えられると期待する。しかし、モンテレーは断層が多いほか、原油の埋蔵部分も地下深く、岩盤も他のシェールよりフラッキングが難しいと言われている。

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