NYマラソン中止 ハリケーン被害で批判も

 【共同】ハリケーン「サンディ」による大きな被害を受けたニューヨーク市は、4日に予定されていた毎年恒例のニューヨークシティー・マラソンの中止を決めた。米メディアが2日、一斉に報じた。予定通り実施すれば「(被災者の)救援活動を阻害する」などと批判する声が強まっていた。

 スタート地点になるスタテン島では、同市の死者40人以上のほぼ半数が犠牲になった。米テレビは「家族や家をなくした人々を助ける時だ。延期を」と訴える同島区長や「近くで遺体や生存者を捜索しているのに」と怒る住民の声を紹介した。

 約4万人の参加が見込まれるマラソンは、推定約3億4000万ドル(約270億円)の経済効果をもたらすとされる。ブルームバーグ市長は、救援に当たる警察官や救急車がマラソンに振り向けられることはないなどとして開催に問題がないとの考えを強調していた。

 しかしニューヨーク・ポスト紙は、ゴールのセントラルパーク付近に用意されている発電機は電気も暖房もない市民のために使うべきだと主張。デーリー・ニューズ紙は、ランナーの多くが豊かな人々だと指摘し、妥協策として、コースを変更して富裕層が住むパークの周回にすべきだとの記事を載せていた。

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