環境経済学の米博士ら受賞 ブループラネット賞

 【共同】旭硝子財団は18日、地球環境問題の解決に向けて貢献した研究をたたえる「ブループラネット賞」を環境経済学の基礎を築いた米国のハーマン・デーリー博士と、生物多様性の保全に成果を挙げた米国のダニエル・ジャンゼン博士、コスタリカ生物多様性研究所に贈ると発表した。

 デーリー氏は、経済学に環境や地域社会、生活の質、倫理性などの要素を取り入れた環境経済学を確立した研究者の一人。経済成長が人類の幸せにつながっているかを問い、過剰な成長や浪費による地球環境の破壊に警鐘を鳴らしてきた。

 ジャンゼン氏は、中米コスタリカの熱帯乾燥林と雨林の再生に貢献した。同氏が設立に関わったコスタリカ生物多様性研究所は、地域社会と、周辺に広がる自然環境の保全の調和を目指し、環境教育などを推進してきた。

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